子供が部屋を片付けなくてイライラしてしまうのならば「課題の分離」の考え方がおすすめ

子育てについて思うこと

うちの子供達は・・・
おそろしく片付けをしないです。
(特にうちの息子!!)
学校から帰ってきてから、ランドセルは玄関に置きっぱなしのまま遊びに行きますし
遊んだゲーム機は、そこらへんに・・・ぽいっと置いてますし
マンガやカードゲームは床に散乱して足の踏み場もないですから。

子供達自身の部屋だけがそんな状態なら
まだ我慢できますが
家族共有のスペース、リビングやダイニングで散らかされると
イライラしてよく怒っていました。

どうしたら子供達が部屋を片付けてくれるのかな??
どうしたらイライラせずに済むのかな?とずっと思っていました。

 

ですが・・・
数年前から子供達が片付けをしなくても
気にならなくなりました。

それは「課題の分離」という考え方を学んだからです。

 

子供が部屋を片付けなくてイライラしてしまうのならば「課題の分離」の考え方がおすすめ

課題の分離の考えを使うと
どうしてイライラしなくなるのかというと・・・
単純に考えがシンプルになって楽になるからです。

 

課題の分離とは

 

「課題の分離」はアドラー心理学の考え方のひとつで
私はアドラー心理学を元にした講座「SMILE」を学ぶことで知りました。

課題の分離とは起こった問題に対して

最終的に誰がその問題(課題)を引き受けなければならないか?
ということを考えます。

そして自分以外の他人の課題には一切足を踏み込まないし
自分の課題にも、一切他人を踏み込ませません。

課題の分離をすることにより
起こったことに対し
誰が考えなければならないことなのか明確になり
感情を排除してコミュニケーションを取ることができるようになります。

 

誰の課題なのかを考える

 

例えば宿題を全然やらない子供がいるとします。
その場合

宿題をしないのは誰の課題だと思いますか??

ちょっと考えてみてくださいね。

・・・答えは

子供の課題です。

宿題をしなくて、学力が定着しないのは子供だからですし
宿題をしなくて、担任の先生に注意されるのは子供だからです。

では、次に

宿題をしない子供を見て、イライラするのは誰の課題ですか??

・・・答えは・・・

イライラしているママの課題です。

イライラするということを引き受けなければならないのはママだからです。

宿題をしないのは子供の課題で、それに対しては踏み込んでいけません。
そして、宿題をしない子供の姿を見てイライラするのはママの課題であり
ママ自身が解決しなければならない課題になります。

私も以前よく言っていましたが・・・

「宿題をしなさい!!!!!」と子供に言う事は
子供の課題に口を出すことになり
ママ自身の「宿題をしてほしい。」という期待を子供に押し付けていることになります。

 

 

 

部屋を片付けないのは誰の課題か?

では、子供が部屋を片付けないのは誰の課題でしょうか・?

答えは・・・子供の課題です。
はい。くやしいですが!?部屋が散らかっていても彼らにとっては
へっちゃらなんですよね。

では、子供が部屋を片付けなくてイライラするのは誰の課題??

答えは片付けない子供の姿を見てイライラしている人・・・ママの課題です。

ですので、ママ自身がそのイライラを解決しなければなりません。

 

 

課題に口出すと

課題に口をだすことによって

・口を出された人が自力で問題を解決できなくなって自信を持てなくなる。
・口を出された人が依存的になり、責任を押し付けるようになる。

といったことになると「SMILE」で学びました。

 

 

共同の課題にする時は、相談・依頼

 

課題の分離の考え方を
少し応用した
「共同の課題」というのがあります。

共同の課題は、本来どちらかの課題を協力して解決するために
相談・依頼をして解決していくものです。

先ほどの例
部屋を片付けない子供の課題を
片付けるために(共同の課題にするために)、相談・依頼をします。

私「お部屋が散らかっていて、おもちゃ踏みそうなんだよね。
大事なおもちゃが壊れたら大変だし、どうしよう?」と相談したり

私「お部屋が散らかっていて、ママおもちゃ踏みそうになるから困るんだよね。
危ないし、片付けてくれないかな?お願いできる??」と依頼をします。

 

課題の分離の考え方をするようになってどう変わったか

子供達に怒ることがなくなった

まず、お部屋が散らかっていても子供達に
「片付けなさい!!」と怒ることがなくなりました。

だって、子供達の課題ですし、私は踏み込めないので。

ですので、私がさっと片付けています。

 

もちろん、共同の課題にする時もありますよ。

依頼をして・・・子供が片付けてくれる場合もありますが
片付けてくれない場合もあります。

片付けてくれたら、超ラッキー!!!
片付けてくれなくなかったら、それは子供の課題だからOK!!

と考えています。

 

目先のことにとらわれなくなった

子供の課題だから、片付けなくてもOK。
気になった私が片付けるとか
子供に依頼をして片付けてもらったり、片付けてもらえなかったりと
こんな我が家ですが

「それじゃ、甘いんじゃないの??
もっとちゃんとしつけた方がいいんじゃないの?」と言われることもあります。
(私の課題に踏み込まれていますが。)

ですが、この課題の分離の考え方を自分に取り入れることによって
子供達が大人になった時に
・自分のことが好き
・他の人の事を信頼できる
・自分は他の人の役に立っている

と思ってもらえるようになってほしいと強く思うようになりました。

部屋を片付けるという目先のことよりも
長期的な視点で子供にどうなってほしいかを考えるようになりました。

 

人間関係のストレスがほとんどなくなった

 

 

この課題の分離は親子・夫婦間といった家族の関係だけでなく
全ての人間関係に使えます。
ですので・・・現在私の人間関係のストレスは
ほとんどないです。

今まで、人の目が気になっていたり
人前でどうやってふるまえばいいのかわからなくて
悩んでいましたが・・・

今は・・・他人がどう思おうが、それはその人の課題だから!
私には関係ないから!!と思っているので
気にしないです。というか、気にすべき問題じゃないです。

むしろ、今度はこのインテリア小物を作りたいな。
どうやって作ろうかな。とか
もっときれいに作るために、どうやったらいいかなと
自分の課題で精一杯です(笑)

 

アドラー心理学の「課題の分離」について知ってみたいと思われた方におすすめな本


私はアドラー心理学について書かれた本を以前から何冊も購入して読みましたが
こちらの本は最もわかりやすいので何度も読んでいます。
専門的な難しい学問の本ではなく、会話形式なので読みやすいですし
日常の具体例をもとに話が進んでいくので、実生活でも使える考え方が学べますよ。

 

子供が部屋を片付けなくてイライラするには
「課題の分離」の考え方を取り入れられることをおすすめします。
課題の分離は、最終的に誰がその問題を引き受けなければならないかを分けて考えます。
そのため、感情を挟むことなくシンプルに考えが整理されます。
家族間だけでなく、全ての人間関係において悩みを解決してくれる考えです。

プロフィール

chichu

エレガントハンドメイド講師

埼玉県出身・現在、長野県在住

「ピンク色に囲まれたプリンセスライフ」をコンセプトに

ピンク色が好きな方に向けた情報発信をすることに加え
ハンドメイドを通じて自分好みのピンク色な世界観のお部屋や生活を
ご自分で作れるようになっていただくための活動をしています。

➡詳しいプロフィール

 

2014 カルトナージュ上級ディプロマ取得
2016   自宅にてカルトナージュ教室主宰
2017 カルチャー教室にてカルトナージュ講座開催・大手企業とのコラボイベントレッスン開催
2019 カルトナージュの技法を元により簡単・短時間で
          完成させるオリジナル「エレガントハンドメイド」を新しく作り出す
2020 エレガントハンドメイド講座オンライン教室開始

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