カルトナージュの布の失敗しない選び方!4つのポイントを公開

ピンク色のリボンと布 お気に入りを作る!ハンドメイド

カルトナージュをする上で絶対欠かせない布。
手芸店に行くと・・・沢山の布が山積みになっています。
「布がありすぎてどれを選べばいいのかわからない!?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
はい。私もはじめはどんな布を選べばいいのかわかりませんでした。
素敵だなと思って購入した布でも、ボンドの接着が悪くて全く使いものにならなかったり
これはいける!と思った柄布でも思い描いていた完成形と違っていたりと沢山失敗してきました。

今回は失敗しないカルトナージュの布の選び方の4つのポイントを私の経験も含めてお伝えします。

布の素材を確認

 

スイーツ柄の布

まずは布の素材を確認しましょう。
カルトナージュに最も適した布の素材は綿100%です。
綿100%の布はボンドの接着が良く扱いやすいからです。

 

布の素材・私が思うこと

綿混の布

ピンク色のモアレ布

綿100%ではなく、綿と他の素材が混じっている布の場合は綿の比率が高いものを選んだ方がいいですよ。
私が大好きで使っているモアレ布は綿60%・ポリエステル40%です。
ポリエステルが含まれていますが綿の方が比率が高いのでボンドつきもいいですよ。
モアレ布についてはこちら→(上品エレガントテイストでハンドメイドするなら絶対おすすめな布)

 

リネン(麻)はしみやすい

リネン(麻)も接着が良くナチュラルな印象になるので素敵ですが、ボンドが布の表面にしみやすいです。リネンを扱う場合はボンドの量をいつもより少なめを心がけています。

 

ポリエステル100%の布は扱いづらい

カーテン等につかわれているポリエステル100%の素材は、ボンドでは接着できません。
私はカーテン屋さんに売られている、カーテン生地のハギレを購入して作ってみたのですが・・・
これが、ボンドを塗っても全然接着できませんでした。しかも、折りにくく扱いづらかったです。
こういった場合はボンド以外の接着材を使いますが、初めての方にはまず使いづらいのでおすすめはしません。

 

 

布は厚みがあるものを

布を持っているところ

布の厚さも重要です。手に持った時にしっかりしたものを選ばれることをおすすめします。

布の厚み・私が思うこと

オンラインショップでの布の選び方

実際に手に取ってみることができれば、厚みについては失敗はないかと思います。
問題は手に取ってみれない時。特にオンラインショップなどで購入を考えている時です。
私もオンラインショップで購入していますが、何度か失敗していますよ。

オンラインショップでは、商品紹介ページで薄いとか中厚とかの言葉で表記されていますが、届いて触ってみると・・・「中厚って書いてあったけど薄っ」と思ったことがありました。
この言葉ってお店の人の感覚に左右されるから難しいのですよ。

私が参考にしている表記は、折り方の呼び名です。

カルトナージュ向いている折り方は、オックスです。
オックスは縦と横を2本ずつで織る方法で厚みが出るので、カルトナージュに適しています。

シーチングはオックスより薄いですが、柔らかく扱いやすいし、しっかり接着してくれるのでボンドの量に気をつけて使っています。

オックスとシーチング、この織り方をぜひ参考に選んでみてくださいね。

 

歪みやすい柄布に注意

布の柄によってはゆがみやすい柄があります。
それは、ストライプ・チェック。
カルトナージュでは、布を貼りつける際に布を引っ張ってしっかり貼りつけます。
力加減がわからないうちは、歪みやすいのでこれらの柄は避けた方が無難です。

布の歪み・私が思うこと

注意が必要な柄

ストライプやチェック柄以外にも、上下の区別がはっきりしていて直線的に柄が描かれている布の場合も同様に歪みが出やすいので注意が必要です。
柄布の場合は、上下ランダムに描かれているものが歪んでも目立ちにくいのでおすすめです。

 

作るものの大きさに合わせて柄布を選ぶ

ピンクダマスク柄の布

作るものの大きさに合わせて柄布を選びましょう。
およその大きさを考えて、その大きさより柄が小さくなるものがいいですよ。

作るものの大きさに合わせて柄布を選ぶこと・私が思うこと

柄の大きさを考慮する

カルトナージュピンク色のティッシュボックスケース

手の平に乗るぐらいの大きさのものを作るのに、それより大きな柄の布を合わせてしまうと、完成した時に柄が何なのかわからず中途半端な印象になってしまうので注意が必要です。
作品の正面のサイズを参考に選ぶことをおすすめします。

ある方の蓋つきのボックス作品を拝見したことがあるのですが、
蓋の大きさより布の柄が大きすぎて、「これは一体どんな柄なのかな?と思ったことがあります。後でこの作品に使われた布全体の柄を見る機会があったのですが、布の柄はとても素敵だったの残念に感じました。

また、大きい作品を作る場合は大柄の布が似合います。
大きい作品に小さな柄布を合わせても違和感はないですし問題ないのですが、せっかくの素敵な大きな柄を活かせるのはやはり大きい作品だと思うからです。
私は気に入った布の柄が大きい場合はそれに合わせて大きな作品に挑戦しています。

 

 

カルトナージュの布の選び方で失敗しないポイントは

1・布の素材は綿100%か綿の比率が多いものを選ぶ
2・布は持った時に厚みがあるものを選ぶ。オンラインショップでは布の織り方を参考に。オックス生地かシーチング生地がおすすめ。
3.ストライプやチェック柄のような直線的に配置されているものは歪みやすいので避けた方がいい。
4.作るものの大きさによって柄布を選ぶ。小さな作品にその大きさ以上の柄布を選ばない。

この4つのポイントを意識してぜひ布を選んでみてくださいね。
カルトナージュの醍醐味は布選びです。カルトナージュに適した皆さまのお気に入りの布が見つかりますように!!

 

プロフィール

chichu

ピンク色・エレガントでプリンセステイストのインテリア小物ショップオーナー
&エレガントハンドメイド講師

 

「ピンク色に囲まれたプリンセスライフ」をコンセプトに

ピンク色が好きな方に向けた情報発信をすることに加え
自分好みのピンク色な世界観のお部屋や生活を
ご自分で作れるようになっていただくための活動をしています。

 

2014 カルトナージュ上級ディプロマ取得
2016   自宅にてカルトナージュ教室主宰
2017 カルチャー教室にてカルトナージュ講座開催・大手企業とのコラボイベントレッスン開催
2019 カルトナージュの技法を元により簡単・短時間で
          完成させるオリジナル「エレガントハンドメイド」を新しく作り出す
2020 エレガントハンドメイド講座オンライン教室開始
ハンドメイド作品販売ショップ「エレガントハンドメイドショップ」にて作品販売開始
2022 ショップ名を変更し、ハンドメイド品販売と合わせて独自のセンスで買い付けたインテリア小物ショップ「Pink Princess Room」をオープン

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