これからカルトナージュを始めてみたいけれど、一体何を用意すればいいのかわからないとお悩みの方!!
私もカルトナージュを始める時はわかりませんでした。
まずやったことは、カルトナージュの本を購入して基本的な道具や材料を揃えました。そして、本格的にカルトナージュ教室で学ぶことによって必要になったものを買い足していきましたよ。
今回は私が経験してきたことを元に、私なりのおすすめのカルトナージュ道具をご紹介致します。これさえ揃えればほとんどの作品を作ることができますよ。
カルトナージュのおすすめ道具
カッター
厚紙をカットする時にカッターを使います。
カッターは大き目でにぎりやすいものがいいです。
カッティングマット
カッターで厚紙を切る時に引くマットです。
おすすめのサイズは縦30cm×横45cm。厚みは3mmほどあるものがいいですよ。
私はコクヨのカッティングマットを使っています。
金属製定規
主に厚紙をカットする時に使います。
素材はステンレスかアルミのもの。
長さは40cm以上のものがいいです。理由は小さな作品から大きな作品まで厚紙をカットする時に使いやすいからです。そして、必ず溝がついているものを選びましょう。
私はシンワの45cmのアルミ定規(溝付き)を使っています。
L字型定規(曲尺)
主に計測をする時に使います。
L字型定規(曲尺)はサイズが短辺が15cm・長辺が30cmのものが使いやすいです。
私が使っているものはシンワのL字型定規です。
シャープペンシル
計測する時に使います。一般的なシャープペンシルでOKです。
はさみ
布を裁つ時に使ったり、作成中の布をカットするときに使います。
布を裁つ時だけに使う裁ちばさみと、作業中に使うハサミの2種類を用意しましょう。
ボンド
布と厚紙を接着させたり、デコレーション材を接着させる時に使います。
一般的に使われている木工用ボンドでOKです。
私はコニシの木工用ボンドを使っています。
ハケ
ボンドを塗る時に使います。
おすすめはポリエステルなどの化学繊維のハケ。動物性のハケと比べて毛が抜けにくくお手入れもしやすいです。幅3cmのものが一番使いやすいです。まずこの幅が1本あれば大抵のものは作ることができます。
ボンドの受け皿
ボンドを入れて置く受け皿が必要です。
タッパーで十分ですよ。
ハケが入るサイズでOKです。
水貼りテープ
メインは厚紙を組み立てる時に使います。タッセルを接着させる際にも使います。
25mm幅のものが最も使いやすいです。
主に茶色の水貼りテープと白の水貼りテープがありますが白がおすすめです。
チャコペン
布に印をつける時に使います。
ペン型のもので、時間が経つと消えるマーカータイプのチャコペンがおすすめです。
スポンジ
水貼りテープに水を付ける時に使います。
一般的な事務用スポンジでOKです。
クリップと不要な布
しっかり接着させたい時や、手で押さえておくのが難しい接着の場合に使用します。
しっかりホールドしてくれるタイプのものならばOKです。
私はダブルクリップを使っていますよ。
不要な布は小さくカットしておくと便利です。
クリップを挟む時、跡がつかないようにする当て布として使います。
私は・・・子供の入園用品を作った時に余った布を小さく切って使っています。
ヘラ
細かい場所まで接着させる時に使います。
持ちやすく、先が細くとがっているものならばOKです。
私は粘土ベラ(確か・・・100均で購入しました。)を使っています。
他に用意しておいた方がいいもの
ウェットティッシュ
ボンドが手についてしまった時に使います。
一般的なウェットティッシュでOKです。
ない場合は水を含ませて固く絞ったお手拭きでも大丈夫です。
エプロン
削りカスや糸くず、ボンドが服につかないようにするため使います。
上半身から下半身をカバーしてくれる胸当てエプロンがおすすめです。
刃折処理器
カッターの刃が古くなって切れ味が悪くなってきた時に、刃を安全に折ることができます。
容器の溝に古くなった部分を差し込んで刃を折ります。
私はオルファの安全刃折処理器ポキを使っています。
カルトナージュの道具を揃える上で重要視したいこと
安全第一に考える
カルトナージュはまず厚紙を計測してからカットをします。
厚紙は1mm~3mmのものがありますが、厚くなればなるほどカットするのが大変です。
そのため、カッターでカットする際は安全第一を基準に道具を選びましょう。
少し値はしますが安全に配慮されたものを選ばれることをおすすめします。
カッティングマットは厚めのものを
カッティングマットは3mmほどの厚みのものがいいです。
カットする時にしっかりカッターの刃が入るので安全ですし、カッティングマットをひいている作業台まで刃が行かず傷がつかないからです
金属製定規は溝付きのものを
金属製定規を選ぶ際は、必ず溝がついているものを選びましょう。
理由は溝がついていることで定規に指を添えた時に、カッターの刃が間違って手の方に行ってしまっても手を守ってくれる役割があるからです。
カルトナージュ専用の道具でなくてOKなもの
ヘラとボンドは特に気にする必要なく、一般的なもので良いと考えています。
カルトナージュの道具を売っているお店では、カルトナージュ専用の糊やカルトナージュ専用のヘラを置いていますが、はじめてカルトナージュに挑戦される場合は特に必要ないです。
ヘラは粘土用の先がとがったもので十分ですし、ボンドも木工用で十分事足ります。
いくつか作品を完成させ、もっと細かい部分を抑える必要が出てきたらカルトナージュ専用のヘラを購入されたり、木工用以外のボンドも使ってみたいと思われたときに購入されても遅くはないですよ。
正確な計測が完成度を高める
カルトナージュは正確な計測が完成度を高めると言っても過言ではないです。
たった1mm違うだけで、組み立てた時にゆがんでしまうのです。
そのため、計測する際はシャープペンシルを使って細い線を印付けます。鉛筆ですと線に厚みが出てしまい正確に計測することはできません。
ひとつひとつの工程を丁寧に行うために
カルトナージュは最後の最後まで気が抜けない手芸だと私は思います。
なぜなら、ひとつのミスが全体に響いてしまうから。ひとつひとつの工程を真面目に丁寧に行う必要があります。
ウェットティッシュは手についたボンドを拭うために用意した方がいいです。
私の場合、作業中何かの拍子に手にボンドがついてしまった時、手にボンドをつけたまま次の工程に移ったのですがその時に布に手に残っていたボンドがついてしまい、やり直しをしなけばならなくなりました。(しかも1回だけでなく、何度もやってしまっています。)
面倒ですが、手についたボンドはしっかり取ってから次の作業に取り掛かっています。
クリップは貼り合わせる時に必要です。クリップで押さえておくとしっかりと接着してくれます。
そして、クリップの挟み跡がつかないようにするために、クリップひとつに対して不要な布を1枚挟みこんであげます。
水貼りテープは白がおすすめな理由は、布を貼った時にテープの色が目立たないようにするためです。光に当てた時に布によっては茶色の水貼りテープだと色がくすんで見えてしまうからです。
せっかくきれいな色の布を選んで作っても、水貼りテープ部分がくすんでしまうなんて残念な気持ちになってしまいます。作品のクオリティを高めるためにも、このような小さな部分にも気を使う必要があるのです。
カルトナージュは意外と散らかる
カルトナージュは意外と散らかります(笑)。
厚紙をカットすればカットした削りカスが出ますし、布をカットすれば糸くずが出ます。
夢中で作成しているとテーブルや床は削りカスと糸くずで、すごいことになっています。
そのため、エプロンをして作業をされることをおすすめしますよ。
削りカスや糸くず以外にも、ボンドが服につくことから守ってくれます。
おすすめオンラインショップ
ほとんどの道具が、ホームセンター等の実店舗で揃えることができますが
水貼りテープだけは、カルトナージュ道具・材料を置いてあるお店でないと購入が難しいと思います。
私が実際に利用していいと思ったオンラインショップをご紹介致します。
手芸材料の専門店 つくる楽しみ
支払い方法
クレジット・代金引換払い・コンビニ前払い・銀行振込前払い・後払い(コンビニ・郵便振替・銀行振込)
送料
宅配便・・本州・四国・九州 660円 北海道1,012円 沖縄離島1,430円
大型宅配便(厚紙・クラフト紙等)・・本州・四国・九州1,100円 北海道 沖縄離島1,650円
*注文合計金額が本州・四国・九州5,500円以上(税込み)・北海道 沖縄離島6,600円以上の場合は送料無料(離島の場合は確認の上発送)
利用してみての感想
カルトナージュ道具・材料共に豊富に取り揃えているお店です。
対応も早く梱包も丁寧で、もう既に何度も利用しています。
まとまった金額を購入すると送料無料になるので、私はまとめ買いしています!!
数種類必要なものはありますが、安全第一で作業するためカッターを使用する際に使う道具はしっかりとしたものを選びましょう。
初めての方はカルトナージュ専用のものを選ぶ必要はありません。身近で手に入るもので十分作ることができます。
道具を揃えてぜひカルトナージュに挑戦してみてくださいね。
プロフィール
chichu
ピンク色・エレガントでプリンセステイストのインテリア小物ショップオーナー
&エレガントハンドメイド講師
「ピンク色に囲まれたプリンセスライフ」をコンセプトに
ピンク色が好きな方に向けた情報発信をすることに加え
自分好みのピンク色な世界観のお部屋や生活を
ご自分で作れるようになっていただくための活動をしています。
2014 カルトナージュ上級ディプロマ取得
2016 自宅にてカルトナージュ教室主宰
2017 カルチャー教室にてカルトナージュ講座開催・大手企業とのコラボイベントレッスン開催
2019 カルトナージュの技法を元により簡単・短時間で
完成させるオリジナル「エレガントハンドメイド」を新しく作り出す
2020 エレガントハンドメイド講座オンライン教室開始
ハンドメイド作品販売ショップ「エレガントハンドメイドショップ」にて作品販売開始
2022 ショップ名を変更し、ハンドメイド品販売と合わせて独自のセンスで買い付けたインテリア小物ショップ「Pink Princess Room」をオープン
コメント